![]() |
2009年度は、一昨年の世界的金融不安に端を発した景気低迷により、まさにマイナスからのスタートとなりました。当社の96年の歴史を紐解いても、これほどの厳しい環境に置かれた経験はなかったと思いますが、この難局を乗り越えるために、当社グループでは「『筋肉質』な経営体質への変革」と「将来の成長に向けた施策の強化」を重点施策として推進いたしました。 『筋肉質』な経営体質への変革のために、受注から出荷に至る全工程を対象として生産効率を改善し、長期在庫等のたな卸資産を大幅に削減しました。また、将来の成長に向けて新たな成長領域を生み出していく狙いのもと、市場のニーズに効率的かつ迅速に対処できる組織への改編や、部門間コミュニケーションの活性化を図るための本社1フロア化など、環境の整備を行いました。さらに、医薬品・医療器具向け包装材や点滴等に使用される輸液バッグなどの生産拠点開設を見据えた用地取得や、成長を続ける液晶ディスプレイ市場に対応するLCD(液晶ディスプレイ)用マスキングフィルムの広幅塗工機導入など、競争優位性を確立するための戦略的投資を決定いたしました。未曾有の環境に置かれたことで、全社員の力を結集して立ち向かうという機運が生まれ、2009年度は今後の飛躍に繋がる土台を築くことができた年であったと考えております。 今後も当社グループは、引き続き全部門にわたり一層の生産性改善、資材調達の合理化を徹底するなど、採算性の向上に注力しつつ、一丸となって市場の変化に対応し、将来の軸となる新製品、他社には真似のできない技術を創出することで、業績の向上に取り組んでまいります。 株主の皆様におかれましては、引き続き当社の経営方針ならびに経営施策へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 2010年6月 代表取締役社長 藤森 明彦 |